地獄めぐりとは?
地獄と呼ばれる温泉をめぐることを地獄めぐりといいます。
なぜ地獄なのか?
1000年以上も昔から噴気・熱泥・熱湯が噴出していたことが「豊後風土記」に記せられ、近寄ることもできない、忌み嫌われた土地であったそのため人々から「地獄」と称されるようになって、今でも地獄と呼ばれています。
各地獄を紹介
鬼石坊主地獄
灰色の熱泥が大小の球状をなして沸騰するさまが坊主頭に似ており、鬼石という地名由来して鬼石坊主地獄と呼ばれています
鬼山地獄
鬼山という地名に由来する鬼山地獄。別名「ワニ地獄」の名で親しまれています。大正12年に日本で初めて温泉熱を利用したワニの飼育を始め、現在100頭のワニを飼育しています。
山地獄
山のいたるところから噴気が上がっているため山地獄と呼ばれています。温泉熱の利用により飼育されている。世界各国の珍しい動植物はみんなイキイキ。
龍巻地獄
別府市指定天然記念物の「間欠泉」。間欠泉は一定の間隔で熱湯と噴気を噴出します。世界の間欠泉の中でも休止時間の短いことにおいて注目を浴びています。
海地獄
神秘的で涼しげなコバルトブルーの池...。じっとみていると海のようですが、実は摂氏98度もあるのです。今から1200年前に鶴見岳の爆発によってできました。豊後風土記にいうところの「玖倍湯」にあたります。
かまど地獄
昔、氏神竈門八幡宮の大祭に地獄の奮起で御供飯を炊いた習わしがあったところから名付けられました。猛烈な噴気とともに高熱温泉を出しています。
血の池地獄
煮えたぎる粘土は、噴気までが赤色。豊後風土記に「赤湯泉」と記された日本最古の天然地獄です。ここから産出する赤い粘土で、皮膚病に効く”血の池軟膏”が作られています。
白池地獄
噴出時は無色透明の熱湯ですが池に落ち、温度の圧力の低下により自然に青白色になっています。園内では温泉熱を利用して、各種の大型熱帯魚を飼育しています。